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土葬文化の会 会長挨拶
宗教法人曹溪宗総本山高麗寺 代表役員 崔 炳潤
NPO法人ニッポンコリア友好平和協議会 理事長 富永勇

現在日本では毎年150万人の方が死亡し、その99.97%の方が火葬されている状況の中で「土葬はできない、法律違反である、埋葬してくれる墓地がない、手続きが煩雑で高額である」などの誤解が蔓延していて、親族が火葬焼骨されるときに「可哀そうに熱かろう、自分は焼かれたくない」と思う遺族が少なからずおられるのですが、火葬がシステム化されていて親交のあった方とのお付き合いをしのぶことすらできず、あれよあれよという間に小さな骨壺の中に入って帰ってきます。
半面、土葬埋葬が違反でもなく受け入れてくれる墓地も備わっていることを理解したうえで、なおかつ永訣の儀式である火葬焼骨を選択することは葬送の自由であり、反面その方の生きた生涯をしのび、魂が残り、会話できる緩やかな別れである土葬のことを知らないうちに火葬されてしまうことは残念に思っています。
また日本各地の東北、北陸、中京、四国、九州、沖縄地方は土葬霊園の空白地帯であり、名義貸しなどの脱法的な方法ではなく正攻法で土葬墓地開設を考える宗教法人には、お手伝いさせていただこうと考え、土葬を啓蒙啓発していきたく有志が集まり、この会が設立されたものです。
膨大な石油資源を費消し、地球温暖化、CO2削減に逆行する火葬焼骨に比べ、日本国内に有り余る山林に埋葬するエコな土葬埋葬を推進したく、皆様方のご理解を賜りたく存じます。
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